先日、年収100億円、イギリスの投資ファンド「ピムコ社」の社長モハメド・エルエリアム氏は「ライフ・ワーク・バランスが崩れているから」という理由で会社を辞めました。
そのきっかけとなったのは、彼のわずか10歳のお嬢さんからの手紙。その中で、「22個の重要な年間行事」を挙げてみたところ、誕生日、サッカーの試合、PTA、クリスマスなど、いつも父がいなかったと彼女は嘆いたそうです。
働きすぎといわれる日本人にもありがちな話ではないでしょうか。
自分の仕事と私生活、このバランスを保つのは誰にとっても難しいかもしれません。正直、彼ほどの収入があればすぐに仕事を辞めることもできるでしょうが、そこまで収入のない私たちはどうしたらこの「ライフ・ワーク・バランス」を保てるのでしょう?
まず、スタートとして「どんな最期を迎えたいか」を考えてみることをお勧めします。最後はハワイのビーチで又は目標を達成して満足した思いを感じながら?
まずは目標を決めて、それに向かって「今」どうしたら良いかを「逆計算」していることも出来ます。日本人女性の平均寿命は85歳、男性は83歳、今の暮らしを続けながら、あなたにはあと何年残っているでしょうか?まだまだ人生は長い!成り行き任せにせず、計画をたて「今」すべきことを優先しましょう。
そして、以下4つのことを書き出してみます。「今」することが見えてくるかもしれません。
1- 金銭的に、目標の年齢まで十分貯えがあるか
お金があるなしに関わらず、ファイナンシャル・プラナーに相談すると良い。
2- 身体は十分に機能できるか、スタミナ不足にならないか
散歩からスタートし、水泳なども良い。
3- 脳、知的パワーが80歳まで持つのかどうか
新しい言語の習得は、脳を鍛えるのに最も効果的です。
4- 精神的に、自分の喜びを共有できる仲間はいるか
友達の数、つまり人との付き合いをどれくらい大事にしているか、がその目安にもなります。
「時間があればやる」ではなく「時間を作ってやる」、実はこの4つは「長寿への鍵」ともなるのです。